安全衛生管理
管理活動
(1) – 1安全衛生委員会
委員長:社長、本社職員全員で構成、月1回実施
各作業所における懸案事項、事故・災害の防止対策を検討する。
自主パトロールの予定および結果を検討する。
当社安全衛生協議会の議題および懸案を検討する。
(1) – 2安全大会
協力会社を含む職長以上の出席で、年1回実施
前年度の安全成績の発表、優良者の表彰を行う。
安全衛生管理基本方針を周知徹底する。
(1) – 3定期安全衛生協議会
本社職員、職長、協力会社事業主の出席で、月1回実施
パトロール結果および災害事例のビデオ・資料等を利用し、安全衛生に対する認識を深める。
協議の質の向上を図り、協議結果、遵守事項を全作業者へ周知徹底する。
(1) – 4安全祈願
本社職員、協力会社事業主の出席で、年3回実施
経営管理者向けの講習、協議にあわせて、安全祈願を実施する。
(2) – 1工事部パトロール
工事部、安全課で、月1回実施
仮設(足場、構台、作業通路および開口部等)を主に点検し、是正項目は 直ちに是正する。
安全書類の保守状況を点検する。
毎月重点目標を設定し、不安全行動・状態を撲滅し、良好な作業環境を構築する。
(2) – 2工事担当者自主パトロール
工事担当者が実施、担当作業所 月1回以上
鉄骨組立、PC組立、揚重機組立・解体、足場組立・解体作業時を重点的に実施する。
現地KYによる指導を行う。
重点作業開始日の立会い及び、現地KYによる指導。
(2) – 3月例協力会社合同パトロール
工事部、安全課および協力会社2社で、年10回実施
協力会社の請負作業所を重点的に実施する。
(2) – 4全協力会社合同一斉パトロール
工事部、安全課および全協力会社で、年2回実施
全国安全週間および年末年始無災害運動時に実施する。
(3) – 1職長ステップアップ講習
協力会社を含む職長及び職長候補者の出席で、年2回実施
鳶土工事に特化した技能向上教育と協議を行う。
若手職長の育成を図る。
(3) – 2技能講習、特別教育等
外部講習機関に派遣し、必要の都度実施
特に玉掛技能講習および酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者の取得を推進する。
各種技能講習・特別教育等の資格、講習修了の推進とび土工工事に関わる技能講習、特別教育を外部講習機関での取得を推進し中でも「一級とび技能士」
- 「登録鳶・土工基幹技能者講習」の取得に力を入れる。
(4)法定義務
総務部および現場代理人が、必要の都度実施
雇入時および作業変更時の教育を実施する。
作業所配属前に、送り出し教育を実施する。
雇入時および定期の健康診断を実施する。
(5)その他実施事項
元請主催の改善事例発表会出品
当社取引先である東急建設主催の改善事例発表会では、より安全で・より効率よく・より低コストで施工できるよう考え、毎年出品する。
27年度は「工具落下防止接続コードの検討」のテーマで出品し優秀賞を受賞した。
「工具落下防止接続コードの検討」発表スライド
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作業所実施活動
(1)職長実施事項
作業方法および人員配置(適正配置)を決定し作業員を直接指導する。その際、作業員の健康状態を把握して人員配置(適正配置)を行う。
工具、安全帯および保護具の機能を点検し、不良品を取り除く。 鳶・土工は必ず、ダブル安全帯を着用する。鉄骨・夜間・PC・揚重機作業はハーネス安全帯を着用する。
必要な工具、冶具がない場合は作業を中断し、必ず調達してから作業を開始する。
安全帯および保護具の使用状況を監視する。
自主パトロールを実施し、危険箇所を即、元請に連絡して是正する。
安全工程打合せには必ず出席し、常に積極的な意見を述べる。
上下作業となる場合は調整し、立入禁止区域を明確に伝達する。
リスクアセスメントを活用した作業手順書を作成し、現地KYを実施して、作業員に指導の徹底をする
職長会活動に参加する。
作業員が仲間意識を持てるよう、環境づくりに努力する。
創意工夫による改善を積極的に提案する。
作業所および当社の関係部署への報告・連絡・相談を徹底する。
(2)安全施工サイクル
1. 準備体操 (全作業員)
2. 安全朝礼 (全作業員)
3. ツールボックスミーティング(現地KYK)
作業内容と危険箇所を作業員に周知徹底する。
作業開始直後の災害を絶滅する。
リスクアセスメントの運用。
人員配置 - 高年齢者の作業に配慮する。年少者の就業禁止業務を遵守する。
4. 自主パトロール – 鳶土工事の役割を認識して、実施する。
5. 昼礼への参加 (全作業員)
6. 安全工程打合せ
翌日の作業人員を決定する。
上下作業となる場合は調整し、立入禁止区域を明確に伝達する。
7. 作業終了後片付(全作業員)
8. 終業報告…片付、養生を確認し、元請へ報告する。
〔 随時のサイクル 〕
・新規入場者教育
健康状態(血圧等)をチェックする。
現場の進行状況を認識させる。
送り出し教育の実施、理解度を確認する。
新規入場者の災害を絶滅する。
・職長会活動
パトロール指摘事項を検討して、是正する。
(3)災害防止重点指標
1. 作業時全般
作業員の健康状態を把握する。
作業内容を把握し、有資格者を配置する。決して無資格での作業をさせない。
安全通路、作業通路および立入禁止区域を周知徹底する。
作業手順書(リスクアセスメント)を作成、記録し、現地KYを実施して指導、徹底する。
当日の危険作業箇所を熟知させる。
高年齢者には極力、一人での作業をさせない。
年少者には、就業禁止業務をさせない。※適正配置書
必要な工具、冶具がない場合は作業を中断し、必ず調達してから作業を開始する。
2. 高所作業時
安全帯を常時使用する。
鳶・土工はダブル安全帯を使用する。特に鳶工は常時フルハーネス型安全帯の使用を徹底する。
安全帯は適正なものを着用し、違法な改造および使用を行わない。
腰道具には、落下防止ホルダーを取り付けて作業を行う。
高年齢者には作業させない。年少者は高さの制限を考慮して、配置する。
雨天、強風時は元請と相談し、危険と判断した場合には、作業を中断または中止する。
3. 災害傾向の把握
墜落の危険のある場所では、作業に取りかかる際、親綱を先行設置し、安全帯の使用を徹底する。
足場組立・解体時の飛来、落下防止措置には万全の対策をとる。 外部での作業時は、必ず養生を実施してから作業にあたる。
資材の仮置きの際は立て掛け等はせず、崩れたり倒れる危険がないよう措置をする。特に近隣や第三者には充分な配慮をもって作業にあたる。
作業手順書(リスクアセスメント)を作成、記録し、現地KYを実施して指導、徹底する。 当日の危険作業箇所を熟知させる。
夏季の熱中症については、誰にでも起こりえる危険性を認識させ、早期に対策を実施する。※そ~かいくんの完全着用(6/1~9/30)
生活習慣病の予防、高年齢による体への負荷を軽減するために、平常の生活から健康管理を心掛ける。
4. カケテミ(掛けて身)を守る活動の実施
毎日現場において朝礼および昼礼時に「安全帯を掛けて身を守る活動」を実施し、安全帯使用に関しての意識が欠落しないように全作業員が唱和し安全帯完全使 用の意識を高め作業に従事する。
現地KY時には『声を掛けて身を守る活動』を行い、作業手順の確認や危険ポイントの選出を皆で声を出して行う。
カケテミを守るカード |